2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

トイレ掃除の心得

トイレ掃除の心得は、思い切って素手で行うことです。 しかも両手をしっかり使うことです。 目というのは、非常に臆病にできていますが、 手は勇気があります。 汚い物でも、一度触ってしまえばなんともないものです。 私は、いまでは、トイレの雑巾で顔の汗…

幸せな豊かさ

いまの日本は、物質的には豊かであっても、 社会全体は荒んでいます。 この「不幸せな豊かさ」を、 思いやりに満ちた「幸せな豊かさ」に 変えていかなければ、日本はよくなりません。 そのためには、一人ひとりが謙虚な生き方を することだと思います。 謙虚…

心を磨く

人間の心は、そう簡単に磨けるものではありません。 ましてや心を取り出して磨くことなど ということはできません。 心を磨くには、とりあえず、目の前に見える物を 磨き、きれいにすることです。 特に人の嫌がるトイレ掃除を永年続けていると、 知らず知ら…

才能の使い方

生きていくうえで、才能はほとんど関係ありません。 もちろん、ないよりはあるほうがいいわけですが、 あっても使わなければ意味がありません。 問題は何に使うか、どういうときに発揮するか、 にかかっています。 悪いことや自分のエゴのためだけに使ったり…

気づき

世の中で、成果をあげる人とそうでない人との差は何か。 それはムダがあるか、ないかの差だと思います。 では、ムダをなくすためにはどうしたらいいか。 それは、気づく人に人になることだと思います。 気づく人になることによって、ムダがなくなります。 そ…

社員の入退社

高度経済成長時代、社員の入退社が頻繁にありました。 白い封筒を胸ポケットから出されるたびに心を いためておりました。 そんなとき、いつも自分自身に 言い聞かせたことは、やめていった社員が 「辞めなければよかった」、 在籍している社員が 「この会社…

私の両親

私の両親は貧農の出身で、二人とも 小学4年までしか学んでおりません。 したがって、高等教育は受けておりません。 私生活では、騒いだり大声を出したり することを極端に嫌う両親でした。 特に、人に迷惑をかけることに対しては 異常なくらい神経質な両親で…

人の評価

十の能力の人が、十の力を出し切れば、 その人は100点満点です。 しかし、100の能力がある人が60の力しか出さなければ、 その人は0点と同じです。 けっして60点ではないのです。 つまりその人の持っている能力を、 どれだけ発揮するかで人からの評価が決まる…

大人の責任

「この町の子供たちは、この町の大人たちを見て育つ」 という言葉があります。 もし、自分のまわりに素行のよくない子供たちがいたら、 それはその子供やその子供の親だけの責任ではありません。 社会全体の問題です。 子供の非を、見てみぬふりせず、 自分…

ムダな努力はない

かつて人間は、相当な努力や年月を積み重ねないと 自分の望むものを手に入れることができませんでした。 手に入れるための手順、手続き、年月、辛抱がどうしても 必要でした。では、そうした努力がムダであったか。 けっしてムダではありませんでした。 努力…

危惧しているのは人の心

物質的豊かさとは逆に、 いまの日本はますます混迷の度を深めています。 政治経済だけではありません。 もっとも私が危惧しているのは、 人心が悪くなっているということです。 平気で人に迷惑をかけて知らん振りをする風潮の蔓延。 一人ひとりの行為や振る…

三つの言葉

高崎市立長野小学校4年1組の鈴木順子さんが、 私の思いを次の三つにまとめてくださいました。 ①よいことをすれば、人に好かれる。 ②よいことを進んでやれば、人にあてにされる。 ③よいことを続けてやれば、人から頼りにされる。 この三つが守れれば、年齢に…

苦しみは自分ひとりで

会社創業時、資金繰りに困ることがしょっちゅうありました。 このお金がなければ倒産するという状況に追い込まれた ことも1度や2度ではありません。 しかし、どんな状況のときでも、社員にも家族にも 絶対悟られることなく、自分一人で解決してきました。 苦…

できるだけ譲る

譲れることは、できるだけ譲るようにしています。 譲ってばかりいたら人にやられてしまうと 考えている人がいますが、そういうことはありません。 譲れることは譲ったほうが、逆に強くなれるものです。 このことは、いままで私の人生で、 幾度となく体験し痛…

本当のムダ

掃除を始めたころ、 「お前のやっていることは、 ざるで水をすくっているようなものだ」 とよく言われ、ムダであるとことを指摘されました。 しかし、私から見ると周囲の人のほうが そのような生き方しているように思えました。 現に、バケツで汲んだ水をざ…

掃除の歴史

最初の10年間は、ほとんど私だけで掃除をしていました。 10年 過ぎるころから、一人二人と手伝ってくれる社員が 現れてくるようになりました。 20年になるころは、仕入先やお客様から 評価されるようになりました。 20年を過ぎるころには、仕事に直接関係な…

掃除を始めたころの社内

最初は私1人で始めました。 そのころ私が掃除をしていても、 社員は感心するどころか、 まったく逆でした。 私がトイレ掃除をしている横で用を足していく社員や、 階段を拭いている私の手の上を飛び越えていく 社員ばかりでした。 「掃除なんかしてもムダ。 …

私が掃除を始めた理由

「心の荒みは諸悪の根源」 会社を創業した頃、 私たちの業界は大変荒んでおりました。 当然、その業界で仕事をしている社員の 心も荒んでまいります。 そこで、この荒んだ社員の心を 穏やかにするためにはどうしたらいいか。 熟慮の末、始めたのが掃除でした…

創業時の私

自転車に商品を積めるだけ積んで、 行商からはじめました。 当時、自分の欲しい商品は何一つ手に 入りませんでした。 メーカーの倉庫で、埃をかぶって置いてあるような 商品を譲り受けて売り歩きました。 しかも私がかつて勤めていた会社の取引先には 営業す…

理想的な「株式会社」

会社設立の動機は、理想的な「株式会社」を この世の中に生み出したかったからです。 当時、経営者が公私混同して会社を私物化し、 会社のお金も自分のお金も一緒にしてしまう ような会社が多くありました。 たとえ自分がつくった会社であっても、 個人と会…

「相対差」と「絶対差」

「相対差」とは、いつも比べる世界です。 比べているうちは本当の心の安らぎは 得られません。 いつ追い越されるかしれない、 いつ失うかしれないという 不安と恐怖がつきまといます。 反対に、「絶対差」。 結果に表れた数字はたとえ小さくても 質では比べ…

基本的な生き方

1.できるだけ譲る 2.掃除を徹底する 3.人を喜ばす 4.自我を張らない 5.与えられた枠を使い尽くさない 6.骨惜しみしない この六つを小さく積み上げてきているうちに、 ある日気づいてみたら、とてつもなく 大きな力を授けられたような気がします。

志を高く

「山高くして,月上ること遅し」 高い山の麓にいると、月の出てくるのも遅い。 山が高いからなかなか宇t期が見えない。 つまり、自分の志が高いがゆえに、 自分の願いに到達することが遅く、 なかなか叶えられないという意味です。 それでも、諦めることなく…

志と欲望

「志」とは、高い山のようにはるか彼方にあって 簡単に手にすることができないものでなければなりません。 しかも、「志」に向けて努力するそのことが、 自分自身のためになるばかりでなく、 社会のためにもなり、 国家のためにもなることが重要です。 自分…

ひとつ拾えば・・・・・

「ひとつ拾えば、 ひとつだけきれいになる」 私の思いを込めた言葉です。 大切なことは、一歩を踏み出す勇気。 一歩を踏み出さなければ、前に進むこと が出来ません。具体的には足元のごみを 拾う実践から始めることです。 ごみを拾う人は、不思議とゴミを …