2013-01-01から1年間の記事一覧

丈夫な伸び方

鉢巻締めてこぶしを振り上げ、 競争相手をなぎ倒していかなければ、 会社や社員は伸びないか。 必ずしも、そういうものではありません。 直接、利益に結びつかなくても、 人のやりたがらないことや 見過ごしていることを おろそかにしないだけで、 会社や社…

広める

どんなよいことでも「人がわかってくれてあたりまえ」 という考え方を持っているあいだは ひろまりません。 特に、正しいことであればあるほど、 地道な運動をすることです。 寝ても覚めても、 その正しさを人に知ってもらうという 気持ちを持ち続けることで…

「整理」について

要るものと要らないものを分別することです。 要らないものは捨てる。 要るものは活かして使うことです。 処分するかしないか迷うものは、 「要らないもの」であることがほとんどです。 分別するコツは、 その場にあるものをすべて取り出して、 必要と思われ…

ゴミの仕分け

集めたゴミの仕分けにも方法があります。 広げたゴミの山から1つずつ選り分けるような 仕分けをしておりますと、際限がありません。 コツは、ゴミを手前に引き寄せながら選り分け、 片付けて仕分けをすることです。 そうしますと、確実に作業がはかどり ムダ…

ゴミの仕分け

集めたゴミの仕分けにも方法があります。 広げたゴミの山から1つずつ選り分けるような 仕分けをしておりますと、際限がありません。 コツは、ゴミを手前に引き寄せながら選り分け、 片付けて仕分けをすることです。 そうしますと、確実に作業がはかどり ムダ…

挨拶

挨拶で心がけていることは、 その人の名前を必ずつけることです。 たとえば「鈴木さん。おはようございます」 というように。 ただ挨拶だけをするより、 相手の名前を呼んで挨拶しますと、 それだけで喜ばれます。 親近感を覚えます。 不思議なもので、自分…

方向を決める

一部分だけを見ますと、 人間誰しも欠点があります。 完璧な人間など存在しません。 大切なことは、その人がどの方向を 向いているかということです。 向いている方向さえキチンとしていれば、 少々の欠点くらい何の問題でもありません。 たとえ一時期つまず…

29年ぶりの体育祭開催

広島市にある中学校を会場として「掃除の会」を 開催したことがあります。 その中学校はそれまで、校風が荒れていて 体育祭どころではなかったそうです。 ところが、連続して三回、徹底した掃除を 行ったことがきっかけになって、 なんと29年ぶりに体育祭が…

愚痴

私の両親は、貧しい中から努力して築き上げた財産を、 生涯において三度、すべて失いました。 しかし、両親の愚痴を一度も聞いたことがありません。 自分の親ながら実に立派な生き様だったと 感心をしています。 両親ほどにはなれなくても、私もせめて、 自…

会社はウサギ小屋

創業時の会社は、ウサギ小屋みたいなものでした。 「人から見られていると思うと、会社に出入りするのがいやだ」 と社員からよく言われたものです。 そんなとき、「できないものはしようがないじゃないか」 とは考えませんでした。 いつかは、社員にそのよう…

ホテルのシーツ

同じ部屋を二日、三日と利用するときは、 「この部屋は今日も使いますのでシーツは 取り替えなくても結構です。」と書いて 出かけるようにしております。 自宅で、毎日シーツを取り替える人は いないはずです。 ところがホテルに泊まると、 お金を払ったぶん…

迷惑を嫌った両親

両親の教えで、記憶に残っているのがデパートでのことです。 私たち子供が、ガラスケースに身を乗り出して 手で触ったりしますと、よくしかられました。 せっかくきれいにしてあるガラスを、 手で汚してはいけないというわけです。 一事が万事、この調子で、…

社員からの批判

掃除を始めたころのことです。 「うちの社長は掃除しかできない} 社員からの批判を、外部の人を 通してしばしば耳にしておりました。 そういう声を耳にするたびに、 何度やめようと迷ったかしれません。 迷っては戻り、迷っては戻りして 今日までやってまい…

見返り

いままで、かなり努力したつもりでも、 報われないことのほうがほとんどでした。 しかし、それでいいんだと思います。 それが自然の姿だと思います。 ひとりでも多くの人が、見返りばかり求めず、 努力そのものに意義を見出せるようになれば、 世の中はもっ…

今日よりも明日

道路の歩道と車道の境目には、 砂やつちがたまりやすいものです。 この砂や土をなめるようにきれいにしておくと、 次回からの掃除がやりやすくなり、 掃く時間が大幅に短縮されます。 ところが、この砂や土を放っておいて、 上っ面のゴミだけを掃いていると…

トイレ掃除の心得

トイレ掃除の心得は、思い切って素手で行うことです。 しかも両手をしっかり使うことです。 目というのは、非常に臆病にできていますが、 手は勇気があります。 汚い物でも、一度触ってしまえばなんともないものです。 私は、いまでは、トイレの雑巾で顔の汗…

幸せな豊かさ

いまの日本は、物質的には豊かであっても、 社会全体は荒んでいます。 この「不幸せな豊かさ」を、 思いやりに満ちた「幸せな豊かさ」に 変えていかなければ、日本はよくなりません。 そのためには、一人ひとりが謙虚な生き方を することだと思います。 謙虚…

心を磨く

人間の心は、そう簡単に磨けるものではありません。 ましてや心を取り出して磨くことなど ということはできません。 心を磨くには、とりあえず、目の前に見える物を 磨き、きれいにすることです。 特に人の嫌がるトイレ掃除を永年続けていると、 知らず知ら…

才能の使い方

生きていくうえで、才能はほとんど関係ありません。 もちろん、ないよりはあるほうがいいわけですが、 あっても使わなければ意味がありません。 問題は何に使うか、どういうときに発揮するか、 にかかっています。 悪いことや自分のエゴのためだけに使ったり…

気づき

世の中で、成果をあげる人とそうでない人との差は何か。 それはムダがあるか、ないかの差だと思います。 では、ムダをなくすためにはどうしたらいいか。 それは、気づく人に人になることだと思います。 気づく人になることによって、ムダがなくなります。 そ…

社員の入退社

高度経済成長時代、社員の入退社が頻繁にありました。 白い封筒を胸ポケットから出されるたびに心を いためておりました。 そんなとき、いつも自分自身に 言い聞かせたことは、やめていった社員が 「辞めなければよかった」、 在籍している社員が 「この会社…

私の両親

私の両親は貧農の出身で、二人とも 小学4年までしか学んでおりません。 したがって、高等教育は受けておりません。 私生活では、騒いだり大声を出したり することを極端に嫌う両親でした。 特に、人に迷惑をかけることに対しては 異常なくらい神経質な両親で…

人の評価

十の能力の人が、十の力を出し切れば、 その人は100点満点です。 しかし、100の能力がある人が60の力しか出さなければ、 その人は0点と同じです。 けっして60点ではないのです。 つまりその人の持っている能力を、 どれだけ発揮するかで人からの評価が決まる…

大人の責任

「この町の子供たちは、この町の大人たちを見て育つ」 という言葉があります。 もし、自分のまわりに素行のよくない子供たちがいたら、 それはその子供やその子供の親だけの責任ではありません。 社会全体の問題です。 子供の非を、見てみぬふりせず、 自分…

ムダな努力はない

かつて人間は、相当な努力や年月を積み重ねないと 自分の望むものを手に入れることができませんでした。 手に入れるための手順、手続き、年月、辛抱がどうしても 必要でした。では、そうした努力がムダであったか。 けっしてムダではありませんでした。 努力…

危惧しているのは人の心

物質的豊かさとは逆に、 いまの日本はますます混迷の度を深めています。 政治経済だけではありません。 もっとも私が危惧しているのは、 人心が悪くなっているということです。 平気で人に迷惑をかけて知らん振りをする風潮の蔓延。 一人ひとりの行為や振る…

三つの言葉

高崎市立長野小学校4年1組の鈴木順子さんが、 私の思いを次の三つにまとめてくださいました。 ①よいことをすれば、人に好かれる。 ②よいことを進んでやれば、人にあてにされる。 ③よいことを続けてやれば、人から頼りにされる。 この三つが守れれば、年齢に…

苦しみは自分ひとりで

会社創業時、資金繰りに困ることがしょっちゅうありました。 このお金がなければ倒産するという状況に追い込まれた ことも1度や2度ではありません。 しかし、どんな状況のときでも、社員にも家族にも 絶対悟られることなく、自分一人で解決してきました。 苦…

できるだけ譲る

譲れることは、できるだけ譲るようにしています。 譲ってばかりいたら人にやられてしまうと 考えている人がいますが、そういうことはありません。 譲れることは譲ったほうが、逆に強くなれるものです。 このことは、いままで私の人生で、 幾度となく体験し痛…

本当のムダ

掃除を始めたころ、 「お前のやっていることは、 ざるで水をすくっているようなものだ」 とよく言われ、ムダであるとことを指摘されました。 しかし、私から見ると周囲の人のほうが そのような生き方しているように思えました。 現に、バケツで汲んだ水をざ…